茨城県大子町での口腔・身体機能測定会の実施報告
アグリマス株式会社(以下、アグリマス。本社:東京都大田区、代表取締役:小瀧歩)は、茨城県大子町の地域活性化起業人の取り組みとして、2023年9月4日から2024年2月27日まで、大子広域公園フォレスパ大子にて口腔ケアと身体状況の把握を目的とした測定会を実施しました。
現在、各自治体で実施されている「高齢者の保健事業と介護予防の一体的実施」では、後期高齢者への主要な取り組み項目の一つとして「口腔ケア」が挙げられています。口腔ケアは、栄養摂取の改善や誤嚥性肺炎の予防を通じて、高齢者の健康寿命を延ばすために重要な役割を果たしています。
本プロジェクトの背景には、大子町の口腔健診受診率が非常に低く、町長からも「口腔ケアの重要性」を啓発し、「受診率向上」と「医療費削減」を目指したいとの要望がありました。そこで、口腔細菌を減らすサプリメントを開発するUHA味覚糖株式会社(以下、UHA味覚糖)、訪問歯科健診を全国で展開する株式会社ハミエル(以下、ハミエル)と3社でプロジェクトチームを組んで、町民の口腔状態が身体・認知・精神状態、および医療費にどのように影響を及ぼすのかを調査し、町民の口腔に対する意識向上を目指した次第です。
実証事業の具体的な内容としては、参加者に、UHA味覚糖から提供いただいた、シタクリアシリーズ(舌の菌研究から生まれた特許成分DOMAC配合した商品)」の液体はみがき、タブレット、ガムを半年間摂取していただきながら、測定会ではハミエルの協力のもと口腔内細菌数を確認し、アグリマスが身体・認知・精神の評価、分析を行いました。最終的に、KDBシステムを用いて医療費の変化を比較した結果、9名中7名の口腔細菌数が減少し、2名の外来費・歯科費・調剤費の減少が確認されました。
今回は、参加者数が少なかったこともあり、統計分析上、有意な結果が出たとまでは言えませんでしたが、口腔ケアの可能性に向けての大きな一歩になったと確信しております。
引き続きアグリマスは、地方自治体との連携を強化し、疾病の早期発見や重症化予防に注力し、地域の医療費介護費の適正化を目指して事業に取り組んでまいります。
当社の取り組みにご興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。
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